わたしはその日夢によく出てくるとある駅で真紗代ちゃんとまちあわせていました。
ふだんはない人込みになんだろう、とのぞくとそこにはあ○しが！

キャー！とミーハーぶりを発揮して見に行くと電車に乗った○らしがうたいながら出発するところでした。真紗代氏いわく、「次のドラマにあら○が出るから、そのPRだろう」とのこと。そんなのでこんな地方まで来てくれるなんて！とわたしは感動しました。いや向こうは仕事なんですけど。なんでも、そのドラマのなかでわたしの大好きなにのみやは１５で妊娠し出産したものの、どう育てればいいかわからずこどもを捨てた母親の、その捨てられた息子役をやるのだということです。そこからわたしの夢ははじまりました。


わたしは１５歳でした。
祖母の家でみんなで鍋をする準備をしていると下腹に異変を感じ、なにかがずるっと出て行くのを感じました。なんとなく下に目をやるとそこにはわりとおおきな赤ちゃんが！どうしようもなくただ呆然としているとおばあちゃんが「なにしてるの！」と言ってその子を取り上げました。そのうち家族みんなが、おお、おお、と集まってきて、初孫だ、すごいぞ、とうとううまれたか、という雰囲気になりました。わたしはそんなみんなを見ているうちに高揚感が募ってきて、「わたしママになったんだ！」と思い、いそいそと携帯など取り出し赤ちゃんの写真を撮ってブログに「ママになりました」などと記事を投稿したりしました。

次の日、真紗代に「わたしママになったんだよ～」とメールを送ると「なにそれ？！大丈夫なのどうやって育てるつもり？！ていうかとりあえず会って話そうよ」的なメールが返ってきてわたしたちはどっかのデパートのようなところでまちあわせました。もちろんわたしは子連れです。わたしが「セックスも妊娠もした覚えないんだけどなんか産まれちゃったんだよね～」というと真紗代は真剣な目をしてこう言いました。「病院行け」

なに言ってんの？病院なら明日定期健診だから行くよ～などと思いながら翌日、わたしは母とともにいつも実際にお世話になっている精神科へと向かいました。場所はちがいましたが先生はいつもとかわらずお世話になりすぎている担当の先生でした。先生はわたしと、わたしの抱えている赤ちゃんを見て、母に、「いつごろからこんなかんじですか」「具体的に言うと何日からですか」などと質問をしました。そしてわたしには「それは妄想だよ。いまからお祓いみたいなことをするからね」と言いました。何を言われているのかさっぱりでしたがわたしはそのお祓いを受けることにしました。

先生が何かをぶつぶつ唱え始めると、急にまわりに風が吹くような感覚が起こりました。そしてわたしの手から赤ちゃんがいなくなりました。あ、と思っているうちに風はどんどん強くなり、やがて止みました。わたしは、ああ、わたしに赤ちゃんなんていなかったんだ、そりゃそうだよな、妊娠してないのにこどもだけうまれるなんて物理的におかしい、と頭のすみで思いながら先生を見つめていました。すると先生は今度は大きな紙を取り出してきて、「このあみだの好きなところをえらんで」と言いました。わたしはひとつの線をえらびました。すると先生は「うし。今年は前の２年間と同じような不安定な想いをすると思うよ」と言いました。わたしは、ああ、なら悪いほうへはいかないんだな、よかった、と思って、そこで夢から覚めました。


という夢でした。起きたときすっげきもちわるかった。なにこの感覚。
最近妊娠とか出産とかにかかわるきもい夢を見ることが多いです。なんかあったのかわたし。
夢占いとかで「妊娠・出産・妄想」とかいれたらなんか出てくるのかな～